こんにちは。50代のおじさんです。
さあ、準備は出来ました。
早く何か描いてみたいと、気持ちが焦ります。

線を描いてみました。
とりあえず、まずは挑戦してみようという事で、実際に何かを書いてみることにしました。
詳しい操作方法は、まだ良くは分っていませんが、
ある程度、こうかな?と想像しながら、
ボタンを実際に操作して、線を描いてみました!・・・。
ところが、私のウキウキ気分はあっさりと現実に打ち砕かれました。
とにかく、初心に戻りまして、線を一本まっすぐに引くことにしました。
しかし描けたのは「ミミズの散歩」みたいに細くクネクネ曲がった線。
紙にシャーペンで書いた線の方が、まだ、マシと思うレベルです。
私の手はそんなに震えてないはずなのに、画面上では見事にヨレヨレ。
とにかく、綺麗ではなく、普通でもなく、汚いのです。
すぐに消しゴム機能を使って消しました。
見なかったことにして、もう一度挑戦、
もう一度挑戦,もう一度挑戦・・・・もう一度・・・
「うーん、困りました、なんだろう、これは…。」
信じられませんでした。
この微妙な汚い線の震えが、加齢によるものかと、
加齢のせいにして、現実逃避し、無かったことにしようかと。
ですが現実は、もっと残酷です。

Ipad購入で自分までレベルupしたと思ってしまっていました。
思い出してしまいました。
もともと私は、紙に書くにしても、そんなに上手くはないのです。
そう、何を期待してしまっていたのでしょう。
勘違いしてしまっていたようです。
自分のiPadとApple Pencilを持ってしまったということで、
まさか、ここまで勘違いしてしまうとは。
あたかも自分まで、レベルアップしてしまったように感じていました。

勘違いも甚だしい。
自分を見失っておりました。お恥ずかしい。
しかしですね、いくらなんでも、紙に書いた方が、マシというのは・・・「なんてこった」です。
少し嫌になってきました。面白く無くなってきました。ワクワク感が全くなくなりました。
一気に冷めてしまいました。
しばらく、休憩です。
今回も、くじけそうです。
そうです。いつものごとく、早くも、やってきました。
嫌気、フェードアウト感、ほっぽり出してしまいそう感。
必ずやって来る。
恐ろしい暗闇、宿敵、階層主、
あるいは、ボスキャラ、いや、ラスボス、魔王様。
でもね、おじさんは、あきらめません。
ここで、諦めてしまうと、本当におじさん、何もない。
おじさんでさえない。
ただの無(む)。
それだけは嫌なのです。

抵抗してやる。
抵抗してやる。
ここからが、おじさんファイトの開始です。
ロッキーのテーマソングが頭の中で勝手に流れてきました。
ジャッキーチェンが頭の中で、酔拳を繰り広げ出しました。
「線がまっすぐに引けないのは、私のせいだけじゃない。設定のせいでもある。」
と少しだけ、自責の念を、他責にして、
気分を楽にしてみました。(かっこ悪いですが、たまには、内緒でokです)
プロクリエイトの中に、自分で調整出来る
ブラシの設定という機能があるのを知りました。
「手ブレ補正」「ストリームライン」と言う言葉が出てきました。
どうやらブラシの筆の質感というか描きごごちを好みに変更できる、補正機能”らしいです。
名前だけ聞くと、何故か、ジェットストリームアタックと言う別の言葉が、頭の中に響いてきました。なんだったかな?
早速ブラシ設定を開き、ジェットストリームアタックのスライダーを右に動かしてみました。
すると、どうでしょう。
さっきまでの「おじさんの微妙に震える右手」が描いていた線が、
なんだか急になめらかに、ピシッと落ち着き始めました。
「おおっ!これは、いけるんじゃないか。」
「やれば出来てしまうのではないか」
「さすが私、そして相棒iPad!」
少しだけ、調子が戻ってきました、乗ってきました。

ストリームラインの罠
しかし、スライダーを調子に乗って右に振り切ると、線が妙に「ヌルッ」とした変な感触になり、なんか妙な遅延が生じ出しました。
…ん?なんか私が描いてる線を、その場で、先生が、この「下手くそが!」と悪態をつきながら、勝手に修正し直しているように、線が戻るというか、跳ね返るというか?・・・変な感じなのです。
そう、補正が効きすぎると逆に「自分が描いてる感」がなくなってしまうのです。私は適度なバランスを模索することにしたのですが、これがまた、しんどい作業の繰り返しとなりました。

結局、「ストリームライン」と「手ブレ補正」を30%くらいに設定すると、自分の手のクセを残しつつ、線もそこそこ整えてくれる。これが今の私にとって、ベターなポジションのようです。
でも本当のベストポジションはもっと別にあるような気が、今でもしています。そして、「ストリームライン」と「手ぶれ補正」どちらか一方でも良いのではないか、とあまり分からなくなってしまっているのが、現状です。
なるほど、これは人間関係と同じだなと感じました。
相手に頼りすぎてもダメ、でも頼らなさすぎても苦しい。
結局はバランスが大事なんですね。
そして結局ベストポジションは分からないまま。頑張るしかない。
他にも怪しい機能がいっぱいあり、本当の模索は、まだまだ続きそうです。
しかも、線自体の種類が本当に沢山ある為、
どの線が、どういった感じなのかそれぞれ試してみないと、本当はいけないと感じています。
また、線の太さを変えることが、出来るのですが、
線の太さによっても、印象が違ってくるのに少し戸惑っています。
個別にバランスを試しながら、自分に合ったブラシ、太さ、を探す必要がありそうです。
また、少し、気が遠くなってきました、いや、かなり気が遠くなってきました、・・・さようなら・・・。
すみません。
意識が少し飛びました。
とりあえず、これでいいかと思えるブラシを1つ作ろうと今は思っています。
(それを1つずつ増やしていこうと)
ほんと先は長いです。
前進しようが、後退しようが、少しずつ行動だけは諦めずです。
