～止まりそうなあなたへ、立ち止まる勇気と立ち上がる知恵を～

「こんなはずじゃなかった…」
「思ったより反応がない」
「SNSもやってるし努力もしてるのに、全然成果が出ない…」

起業してしばらく経つと、多くの方がぶつかる“見えない壁”。
それは、「思うように結果が出ない時期」です。

起業をサポートする立場として、私はこのようなご相談を本当にたくさんいただいてきました。
でも、安心してください。
うまくいかない時期は、誰にでも訪れます。
そして、その壁は「乗り越えるもの」ではなく、「対話するもの」です。

今日は、起業後に壁にぶつかった時の“具体的な対策”と“心の持ち方”についてお伝えします。

うまくいかない時のサインに、ちゃんと気づこう

うまくいかない時、多くの人は「自分の努力が足りないのかも」と自分を責めがちです。
でも、まず見直していただきたいのは、「何が、どう、うまくいっていないのか？」という現実の棚卸しです。

以下のように、細かく分けて見ていくと、原因が少しずつ見えてきます。

✅ うまくいかない“種類”を見極める

• 集客ができない：投稿しても反応がない／問い合わせが来ない
• 収益が伸びない：リピートがない／単価が上げられない
• 時間と労力ばかりかかる：忙しいのに収入につながらない
• やる気が続かない：気持ちが重い／モチベーションが落ちている

この段階でよくあるのが、「全部がうまくいっていない気がしていたけど、実は集客だけの問題だった」というような気づきです。

対策①：集客がうまくいかない時の見直しポイント

起業初期にもっとも多い悩みが「集客できない」です。
SNSをやっているのに、発信しているのに反応がない――そんな時は、次の3つをチェックしてみてください。

1. 「誰に届けているのか」がぼやけていないか？

「誰でもOKです」というスタンスでは、誰にも響きません。
理想のお客様像（ペルソナ）を、年齢・悩み・生活スタイルレベルまで掘り下げてみましょう。

2. お客様目線の発信になっているか？

「自分が伝えたいこと」ではなく、「相手が知りたいこと」を意識した発信に切り替えるだけで、反応が変わります。

3. オファーが分かりづらくなっていないか？

投稿を読んだ後、次に何をすればいいのか（例：LINE登録、体験申込みなど）がハッキリしていないと、行動につながりません。

対策②：収益が伸びないなら、価値設計を見直そう

一度集客ができても、「利益が出ない」「安くしか売れない」と悩む方も少なくありません。

よくある問題：

• 単価が低すぎる（時間に対しての利益が薄い）
• 提供している価値と価格が合っていない
• 継続商品・リピート設計がない

解決へのアプローチ：

• 単発→継続メニューへの導線を設ける
• “価格”ではなく“価値”で伝える発信に切り替える
• お客様の「変化」に焦点をあてて、ビフォーアフターの実例を出す

売れるのは、サービスそのものではなく、**「その人の未来の変化」**です。

対策③：時間ばかり奪われる…は要改善サイン

「忙しいのに収入が増えない」場合、優先順位のズレが起きていることが多いです。

解決法：

• タスクを「集客／売上／作業／学び」に分類し、“売上に直結する行動”から優先する
• 完璧主義を捨て、「60点でも出す」勇気を持つ
• 外注やツール導入を考える（Canva／ChatGPT／予約管理アプリなど）

働き方を整えることは、売上を伸ばすことと直結しています。

対策④：気持ちが落ち込む時は「立ち止まってもいい」

やる気が出ない、モチベーションが続かない――そんな時も当然あります。

そんなときは、自分を責めるのではなく、“立ち止まる時間”をあえてつくることも大切です。

• なぜこの仕事を始めたのか？
• 誰のどんな笑顔が、嬉しかったのか？
• 初めて売れたとき、どんな気持ちだったか？

原点を振り返ることで、「やっぱり私は、やりたいんだ」と思い出せることがあります。

起業は「うまくいかない時期」が、あって当然

大切なことは、「今うまくいっていない」ことが、「向いていない証拠」ではないということ。

起業は、常に試行錯誤と改善の連続です。
誰もが通る“壁”の向こうに、必ず次の景色があります。

最後に：止まりそうなときこそ、一人で悩まないで

どんなに情熱を持って始めた起業でも、うまくいかない時期は必ずやってきます。
でも、そのときこそ「誰かに相談すること」が、大きな分岐点になります。

私たちは、あなたがどこでつまずいているのか、どんな想いでここまで来たのかを一緒に整理し、次に進む道を一緒に探すお手伝いができます。

どうか、悩んでいる時間を、前に進む力に変えていきましょう。
うまくいかない時期こそ、“本当の成長”が始まるチャンスです。